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アパートの地デジ対応工事その2

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障害物が近い地デジアンテナ工事

アパートの地デジ対応工事その2

前記事は アパートの地デジ対応工事その1:電気屋による賃貸住宅運営の日誌 に書いていましたが、テーマが専門的になるようなので、続編はこちらに書きます。

現状の問題点

地上デジタルアンテナ工事摩耶方向

生駒山方面のアンテナは近くに高速道路があり障害となっていました。しかし、こちらはアンテナ高さを3.6mに上げることで安定受信できました。

もう一つ地方局サンテレビを受信する摩耶山方向は写真の通り10m先に斜め方向のビル障害物、20m先にもマンションビルがあり障害物に囲まれています。

サンテレビは阪神タイガースの放送が多い会社で、映らないと苦情の原因となります。


14素子UHFアンテナ

前回、テスト用アンテナで受信ポイントを探りましたが、唯一受信できたのが、写真の位置です。

ここから、高さを上げても下げても電波が弱くなってしまいます。


14素子UHFアンテナでの測定値

この地点での受信レベルはおよそ49dBμですが、BERが1.8×10-3とよくありません。

マスプロ計測器に受信できているか表示するアンテナマークが点いたり消えたりで安定受信は出来ていないようです。


BER改善の仮説

上記のような場合、どうすればBERを改善できるのでしょうか?

アンテナ位置を動かすのが先決ですが、上記以外に設置可能な受信ポイントを見つけることが出来ませんでした。

次はアンテナのグレードを変えてどうなるのかですが、下記のような仮説を立てて見ました。

アンテナからの距離も近く、強電界地域です。

この場所では、障害物で電波が妨げられているが、逆に反射波が色々な方向から届いているのでは!!!?

ならば、高利得のアンテナに交換するより、低利得でも指向性の広いアンテナを使用した方がBER改善につながるのでは?

仮説の検証その1アンテナメーカーに問い合わせる

上記の考えが正しいのか間違いなのか調べる為にアンテナメーカーに問い合わせてみました。

回答は

ご返事=アンテナの対応としては、前後比の良い高利得のなるべく

多素子のアンテナをお勧めいたします。

アンテナメーカーからの回答は仮説と全く逆の回答でした。

仮説の検証その2アンテナを変えて測定する

25素子UHFアンテナ

まずは、25素子高利得のアンテナに交換して、一番強い方向に調整をしました。


25素子UHFアンテナでの測定値

測定値は右の通り、受信レベルも上がり、BERも改善できました。


小型UHFアンテナ

次に利得は小さいですが指向性の広い小型アンテナに交換して、一番強い方向に調整をしました。


小型UHFアンテナでの測定値

測定値は右の通り、受信レベルは下がり、BERも悪化しました。


仮説は間違い

上記の結果、仮説は間違いで、やはり高利得のアンテナにすれば改善できるようです。

アンテナからの距離も近く、強電界地域です。

障害物で電波が妨げられてBERが悪い場合、高利得のアンテナを使うほど改善できる

なお、アパート屋上での実験結果だけでの判断ですので、別の場所では異なる結果になる可能性がもあります。

なお、25素子のアンテナでもBERが基準値ギリギリなので、もう少し改善できる方法を次回、探りたいと思います

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