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ビデオライブラリのバックアップ

「DVD/HDDレコーダーとビデオデッキ」でも触れましたが、VHSビデオテープはその素材自体がプラスティックテープ状の物である以上、劣化による物理的破損(テープ切れ、テープ巻き込み等)の恐れは免れられません。特にビデオデッキが急速に普及しだした1980年代前期に録画されたものはすでに25年経過しており、中にはテープの癒着によりすでに再生が不可能になっているものもあります。
癒着までは行かないまでもテープ面の磁鉄の劣化により映像・音声等にノイズ等の影響が出ているものは多いと思います(該当する年代のビデオカセットを持ってらっしゃる方は1度再生確認されることをお勧めします)。
それと国内家電メーカーは録画機をVHSビデオデッキからデジタルレコーダー(DVD/HDD一体型が主流)へと主力を移しており、今後VHSビデオデッキ市場は縮小の方向へと進むと思われます(すでに撤退を示唆しているメーカーもあります)。

大事なビデオソフトをどうバックアップするか

現在VHSビデオデッキをお使いで、デジタルレコーダーに買い直しに消極的な方の意見の多くに
「現在保有しているビデオライブラリーを残したい」というのがあります。
上述させて頂きました通りビデオテープの物理的劣化はどうしようもありません。とはいえテープからテープのダビングを繰り返すと間違いなく画像・音声の劣化は起こってしまいます。
DVDへ一度ダビングすればDVD→DVDへのダビングは極端な劣化は起こりません。
ですので古くなったビデオカセットライブラリーに関しましては、DVDでのバックアップをお勧めします。

ビデオテープからDVDへのダビング

一度でもご自身でビデオダビングをされた方でしたらお解りかと思いますが、機器としてはダビング元(再生)用の機器とダビング先(録画)の機器を用意する必要があります(ダビング先機には外部入力端子が搭載されていることが条件)。
ここではダビング元の機器としてVTR機、ダビング先機器としてDVDレコーダー若しくはDVD/HDDレコーダー機となります。

手順1

ダビング元機とダビング先機間をAVケーブルで接続します。通常はAVビデオケーブルと呼ばれているもので十分だと思いますが、ダビング元・先機にSビデオケーブル入出力端子を搭載している場合はより良い画質でダビングが可能です。
ビデオケーブルは通常

  • 黄色:映像ケーブル
  • 赤色:音声(右)ケーブル
  • 白色:音声(左)ケーブル

と対応しています(Sビデオ端子使用可能な場合、映像ケーブルの代わりに使用します)。
接続方法としてはダビング元機(VTR機)側は「ビデオ出力端子」に、ダビング先機(DVD、DVD/HDDレコーダー機)側は「ビデオ入力端子」にビデオケーブルを接続してください。
ダビングを行う際画面確認が必要ですが、テレビはダビング先機のビデオ出力は接続してください
下記の図のように接続出来ていれば問題はないかと思います

図をクリックで拡大画面表示

手順2

接続が完了しましたらダビング元・先機双方の電源を入れ、TVはダビング先機の出力画面が映る様にして下さい。
そしてダビング先機のチャンネルを「外部入力」にして下さい。
大抵の場合外部入力チャンネルは「外部入力」「LINE」「L」(外部入力端子が複数ある場合は「L1」「L2」「L3」等)と表記されます。ダビング元機と接続している端子の番号に合わせて下さい。
上記の条件が整えばTVの画面にはダビング元機からの画像が映し出されている筈です。ダビング元機のビデオを再生してみて下さい。TV画面で再生映像がご覧頂けると思います。

手順3

手順2まで滞りなく進みましたらダビングを開始します。
ダビング元機の方にバックアップを取りたいビデオテープをセットし、ダビング先機の方はDVDにバックアップする場合はDVD-R/RW等のDVDメディアを、HDD(その後DVDに移す場合でも)にバックアップする場合は録画先をHDDに設定して下さい。
バックアップしたいビデオライブラリがすでに編集済の物或いは手を加える必要のない物で、総録画時間が明確に分かっている場合であればDVDレコーダーにてDVD-R/RWに直接バックアップしていただいても問題はありませんが、

  • CM等残す必要のない部分も含まれていて出来れば編集したい
  • 何分録画されているのかまったく分からない
  • バックアップが複数必要である

そういう場合であればDVD/HDDレコーダーで一旦HDDにダビング→編集後DVDにバックアップされることをお勧めします。
DVD-R/RWに直接バックアップを取られる場合はダビング元の収録時間に応じた録画モードで、HDDにバックアップを取られる場合はSP(標準)モード〜LP(長時間)モードで設定して下さい。
直接DVD-R/RWにバックアップする場合、ダビング元機の再生・ダビング先機の録画ボタンを同時に(若しくはダビング元機の再生ボタンをわずかだけ早く)押してください。
HDDに一旦ダビングされる場合はダビング先機の録画を少し先に開始して頂くといいかと思います(ダビング終了後頭の余分な部分は編集で削除していただくと宜しいかと思います)。
ダビング元のビデオの再生が終わりましたらすぐにダビング元・ダビング先の停止ボタンを押していただいて終了してください。
ダビング・バックアップ終了後はダビング・バックアップ先の映像を再生して問題なくダビング・バックアップ出来ているかをご確認ください。

ダビング・バックアップの画質レートについて

DVD-R/RWはデータ保存容量が決まっています(詳しくは「DVDの録画時間と画質」の項を御覧下さい)。
1枚のDVDに映像・音声をより長く保存しようとすればそれだけ画質・音質を下げる必要があります。
再生・録画を行う機器にはメーカー・機種ごとに差はありますが通常のVHSに録画されたTV番組であればDVDは標準モード程度の録画レートで充分かと思います。
120分VHSテープに標準モードで録画されている映像であればDVDメディアにバックアップを取る場合、SP(標準)モードで片面1層タイプ1枚でちょうど画質的には問題なく収まるかと思います。
3倍モードで録画された映像をDVDメディアにバックアップをとる場合、DVDの録画レートはSPモードより下のレートにすると画質が劣化してきます。
VHS3倍モード自体があまり画質がよいものとは言えませんので、なるたけ高い録画レートでのバックアップをお奨めします。
120分VHSテープに3倍モードで録画されているものであれば120分×3=360分=6時間ですので、1層式DVDメディアで2〜3枚に内容を分割してバックアップをとると画質をあまり落とさずに済むかと思います。

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